「就活を始めなければいけないけど何から始めたらいいかわからない」
「業界研究をどうやったらいいかわからない」
学生からこういった問い合わせが多いのではないでしょうか。
また、24卒からの質問や相談も増えてきている頃かと思います。
そこで、今回は、「業界研究」について簡単に解説していきます。
日々の学生への相談業務の際にどんなポイントを伝えればよいかの参考にしていただけますと幸いです。
1業界研究とは
まず業界研究とは
『世の中にある様々な仕事について知り、それぞれの業界の特徴を理解すること』です。
生活の中で自分が知っている業界や企業はほんの一部です。
視野を広げ、様々な視点から業界を比較していくことが重要となってきます。
2業界研究を進めるにあたって
業界研究を行う中で得られる知識や抑えておきたいポイントを紹介します。
①業界の全体像を知る
最終的に志望する企業や業界を選んでいくためには、
業界の全体像をとらえることが必要になります。
先入観やバイアスをなくすためにも全体像を理解することは重要です。
業界が違ったとしても、業務が共通していることもあります。
②それぞれの業界について理解する
様々な業界の特徴を知ることができます。
具体例を一つ挙げると、BtoBやBtoCといった違いがあります。
・BtoBー企業を相手に仕事をする
・BtoCー消費者といった個人を対象にする
また、企業によっては一つの業界だけでなく、様々な業界に進出しています。
そういった企業に興味を持った際には、多岐にわたる業務を理解するためにも業界についての特徴を把握しておくとよいでしょう。
③業界の将来性を知る
業界の将来性を把握しておきましょう。
理由としては、5年後10年後の自分がどのように働きたいかという
自分の理想との比較ができるからです。
将来性があるというのは需要が高い業界、または今後の成長が見込まれる業界です。
また、AIで代替できない業務に関しても需要は高いと考えられます。
3業界研究の仕方
①ニュースや新聞、本を読んでみる。会社四季報や業界地図もおススメ
ニュースや新聞で業界について取り扱われた記事を読んでみたり、新聞社によってはオンライン上で就活用に記事をまとめたサイトがあったり簡単な業界紹介を載せているとこもあります。
そういったものをぜひ活用してみてください。
また、会社四季報や業界地図に関しても解説します。
会社四季報とは、東洋経済新報社が年に四回出版しています。
投資家のバイブルとも言われており、業界に限らず企業の業績などのデータや今後の予測を見ることができます。
業界地図とは、業界ごとに規模感やトップシェアの企業について記されています。
また大企業のグループ会社の関係についてもわかりやすく記されているため、企業研究にも使うことができます。
②就職情報サイトの業界についてのサイトを読む
大手のナビサイトでは、業界について基本的なデータを無料で見ることができます。
また、大きな特徴としてはサイト内でその業界に含まれる企業のエントリーまですることができることです。
③それらの情報を踏まえて業界ごとに比較を行う。
一つの業界に注目して見ても、様々な業界や企業が関わりあっています。
①、②で業界の全体像や特徴を掴んでから、
各々に絞って見ていくことで業界を多角的な視点から比較することができます。
4なぜ業界研究が重要なのか
〇自分の志望業界や企業を絞るために必要。
業界に対して正しい理解とイメージを持つことができます。
元々持っていたイメージや偏見をなくすことで視野を広げることにも繋がります。
⇒将来の選択肢を増やすことができるでしょう。
〇自分が入社した後と入社前のイメージとのギャップを少なくすることができる。
入社後のミスマッチを減らすためにも入念な業界・企業研究は必要です。
また就活をしていくうちに、「ひょっとしたら自分と合わないかもしれない」と思うことがあるかもしれません。
そういった時にも、事前に入念な業界研究を行っていると、志望している業界だけでなく、別業界も視野に入れて就活をすることができます。
5終わりに
いかがでしたか?
この業界研究が企業研究に繋がってくる重要な土台となるので、参考にしてアドバイスしていただけたら幸いです。