日々、キャリア面談など学生と触れ合う職員様達は学生と話していてこんな風に思う事はありませんか?
「もっとこういう考え方ができればいいのにな」
「視野を広げてあげたいな」
「基礎的なところがわかっていないまま就活を進めてしまっているな」
私は、昨年までは弊社既卒支援のキャリアアドバイザーとして日々沢山の20代のフリーターと面談を実施していました。面談では、上記のような「もっとこんな考え方ができれば」「もっと視野を広げることが出来れば」「就活の基礎さえわかれば」といった、ひとりひとりの課題を見つけ、解決することをしていました。ただ、ひとりひとりに直接伝えていると、いくら時間があっても足りませんでした。どうにかして、私の伝えたいことをもっと多くの就活生に伝えられないか?と考えた結果、簡単にそれを解決する方法がありました。
それは、読書です。
しかし、いきなり「たくさんの本を読みなさい!!これとこれとこれもね!」なんて言って渡してしまうと読んでくれない可能性が非常に高いです。だから、その学生には何が足りていないのか。面談で伝えきれなかったどの点をを補うか。きちんと理由を説明したうえで読書を宿題にしています。
この記事では、学生の課題に合わせたおすすめの本をご紹介します!
①働くとは?良い人生を送るには?
まずはマインドから!そんな学生にはこの本がピッタリ!
「あなたの人生が変わる奇跡の授業」
この本の中では学生が取っかかりやすい、良く知っている企業の設立者の話や某テーマパークについての記載が沢山出てきます。普段本を読みなれていない学生でも1時間もあれば読めてしまいます。「就活に対してやる気が出ない」「とりあえず働けたらいい」、そんな風に思っている学生もきっと行動が変わってくるはずです。
「なぜ僕らは働くのか-君が幸せになるために考えてほしい大切なこと」
「就活のやる気が出ない」という人におすすめ。とてもわかりやすく「働く」とはどういうことかを考えさせてくれる一冊です。「仕事を見つけるアンテナのはりかた」や「自己PRの書き方」など、テクニック的なことも載っており、キャリアに関する全体像と就活に使えるテクニック的な細かいところまでこの1冊でカバーできます!また、マンガなので、読書が苦手な学生も読みやすいです。
②自分に合った企業ってどうすれば見つかるの?
「科学的な適職」
好きな事をやりたい!嫌な事はやりたくない!だけど、好きな事って仕事にするの難しいの??これは就職支援をしている皆さんが必ず聞く言葉ではないでしょうか?誰だって嫌な事はしたくはないですよね。自分にとっての適職とは果たして「好きなこと」なのか?この本を読めば発想が変わる学生が多いのではないでしょうか?
「適社内定」
自分に合った会社に入社したいとはいうけれど、条件以外にどうやって自分に合う企業を探せば良いのかわからない。という人におススメです。就職活動は能力で判断されるのではなく、適性によって判断されるという考えの元、どうやって敵社を探し、内定を取得するかの方法論が書かれています。
「世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド」
自分の本当にやりたいことは何か。それを考える手法が分かりやすく解説されています。自己分析をしても自分のやりたいことが何かわからなかったり、納得感が持てていなかったりする人におススメ。本自体も比較的読みやすいですが、この本を解説した動画が何本もYouTubeに上がっているので、そちらもおすすめです。
③とにかく面接が苦手!!ESで落ちる。
何を話してるのかわからなくなってしまう・・・
「言葉ダイエット」
この本のおすすめポイントは、「ダイエット」と入っている名前の通りこれを言おう!これを伝えよう!ではなく、どこを削るのか、書きすぎている部分はどこなのか。をとてもシンプルにわかりやすく表現しているところです。一つの強みの中にいくつものエピソードが入ってしまっていたり、表現がまわりくどく結果何を伝えたいのかがわからない。そんな学生には是非この本をおすすめしてください。
さいごに
いかがだったでしょうか。私はキャリアカウンセリングを行い、本をすすめたあとは必ず「読んだら感想を、メールで送ってね!どう感じたのか知りたいから!」と宿題を出すようにしていました。インプットしたことをアウトプットする。この作業は就活力、面接力が格段にUPする一つの方法ではないでしょうか。本記事が学生を支援する皆様にとって少しでも参考になれば幸いです。