学生に伝えたい就活対策Tips~逆質問 編 ~
面接指導でぜひ学生に伝えておきたいのは「逆質問の重要性」です。
学生自身も軽視しがちですが、ほとんどの採用面接において「最後に何か質問はありますか?」と聞かれます。言い換えれば、逆質問は“最後のアピールタイム”です。その前の質疑応答でうまくいかなかった場合でも、効果的な逆質問を用意しておくことで失敗を取り返せる場合もあります。
そこで今回は面接における“逆質問のコツ”をご紹介します。
①企業研究を深める質問を考える
学生自身が企業研究をする中でわからなかったことを質問することで、企業研究をしっかりしてきたことや、その企業へ興味関心を持っていることをアピールすることができます。また、自身の企業理解を深めるだけでなく、入社後のGAPを防ぐことにも繋がります。
例えば、【誰に(お客様)】【何を(商品・サービス)】【どのように提供しているか】などの視点で企業研究し、HPには載っていなかった項目を逆質問として準備しましょう。
②面接官によって質問を変える
面接が進むにつれ、面接官の年次や肩書が変わっていきます。その相手に適切な内容を質問しましょう。
例えば、理念に関する質問をする場合、
■社長・役員に対して
企業全体や事業戦略に関すること(大きなスケール、未来のこと)
■若手社員に対して
理念に対しての個人の価値観(やりがい、大変なこと、働くうえで大切にしていることなど)
について質問をすると良いでしょう。
③自分の価値観を添えて質問する
ただ質問をするだけでなく、自分の価値観を添えることで、自身の人柄のアピールや自分に合っている企業かどうか見極めるための判断材料を得ることができます。
例えば、仕事の進め方を質問する場合、
「私は、チームワークを大切に仕事をしていきたいと考えているのですが、御社の仕事の進め方について教えていただけないでしょうか。」
と聞くことで、自身がチームワークを重視していることが伝わり、チームワークに関しての会社の価値観を聞くことができます。