21卒学生を対象にした「新型コロナウイルスに関するアンケート」(回答者数210名(内、就職活動を継続中の学生105名)/2021年1月4日-6日実施)を実施しました。アンケートの結果をご紹介します。
■約3割の学生が新型コロナウイルスの影響により、志望業界や業種を変更
新型コロナウイルスの影響により、志望業界や業種を変えたか質問したところ、約3割の学生が「変えた」と回答しました。就職活動中、新型コロナウイルス感染拡大が企業や社会に与えた影響を目の当たりにし、自身の志望している業界や業種を見直したと考えられます。
■新型コロナウイルスの影響により、「企業の将来性があるか」を重視する傾向に
次に、新型コロナウイルスの影響により、企業選びで重視するようになったことがあるかを質問したところ、「企業の将来性があるか」が27.7%で最多でした。これは、2020年9月に実施した”内定先に関する21卒学生アンケート”の入社企業の決め手のなかで、「将来性がある」と答えた割合が5.0%と低かったことと対照的な結果となっています。
コロナ禍において学生は企業の業績悪化の報道を目にすることが増え、withコロナ、afterコロナでも生き残れる企業かどうか、見極めていると考えられます。
対象:当社の新卒向け就職支援サービス「新卒カレッジ®」に登録した2021年卒業予定者回答者数:140名(内定取得者)期間:2020年9月1日-9月4日
■将来性がある会社かどうかを判断できるように
学生は企業業績や将来性だけでなく、コロナ禍での働き方などを見極めながら就職活動を進めています。現在の経済・社会的状況下において、企業はどのように事業を推進しているか、生き残っていけるかといった成長戦略を、学生に分かりやすく説明会や面接で伝えていくことが重要です。また、コロナ禍によって、業界を変えざるを得なかった学生の中には、興味を持てる仕事がないなど、志望業界の変更がうまくできていない学生もいます。就職支援をする我々も、学生の就職活動の軸と企業がマッチしているかどうかに加えて、コロナ禍での企業や業界の将来性などをこれまで以上に理解し、安心して入社できる就職サポートを行っていく必要があります。