22卒Web面接会が開始! 22年卒の特徴と指導のポイント
株式会社ジェイックでは、22卒就活生向けの「Web面接会」プログラムを実施しています。4月20日から22卒の支援が開始し、1か月で延べ300名弱の就活生が本プログラムに参加をしています。本プログラムを開催する中で感じる22卒学生の傾向と支援のポイントをご紹介します。
“Web面接会プログラム”とは?
21卒学生延べ2,990名が参加した就職支援プログラムです。①事前ガイダンス~研修で就活対策、②Web面接会で書類選考なしで約10社の企業と選考を実施、③一人一人にアドバイザー担当がつきその後の就職活動を支援します。
22卒の学生の特徴
①就職活動に対する危機感は強く、すでに選考を受けている人が80%強。一方で就活準備の不十分さも
21卒の先輩の就活状況や新型コロナによる就活市場の変化を昨年1年間見てきた22卒は、就職活動に対する危機感を持っている学生が多く、全く就職活動をしていないという学生はわずか1.4%程でした。例年、就職活動の早期化が進んでいますが、22卒はより早い時期から就職活動を開始している学生が多い印象を受けます。一方で、自己分析の深め方、企業の探し方など就活準備の段階での不十分さも感じます。
②内定を取得している学生でも承諾予定はわずか6.6%。辞退理由は「条件面」が目立つ
Web面接会プログラムに参加している学生の内定取得率は16.1%。その中でも内定承諾を考えている学生は6.6%にとどまりました。内定承諾を迷っている、または辞退予定の理由としては、「条件面に不安を感じる」「満足のいく内定先ではない」といったものが目立ちました。条件面で企業を選ぶことはミスマッチにつながる可能性があり、また、企業選びの判断軸があいまいなままでは、さらに好条件の企業を探し続けてしまい、就職活動が長期化する恐れがあります。
③オンラインツールの使用は慣れているが、オンラインで発信することに不慣れ
オンラインツールの使用に関する質問やトラブルは21卒と比較して、かなり少なくなった印象を受けます。大学の講義のオンライン化等により、この1年で、就活のオンライン化に対する準備は自然とできている印象です。一方で、リアルなコミュニケーションの場が減ったことやオンライン上で「聞く」時間が多くなったことから、自分から発信する、相手からの見られ方を考えるといった点においては不慣れです。
22卒の指導ポイント
上記のような22卒の傾向を踏まえ、ジェイックのWeb面接会プログラムのガイダンス・研修で取り入れている3つの指導ポイントをご紹介します。
POINT1 基礎的なビジネスマナー・第一印象
就職活動において、基本的なビジネスマナーは必要不可欠です。これは、リアル面接もオンライン面接も当然変わりません。
オンラインの選考では、面接官から見たときの自分の印象が自分が思っているよりも良くないということが起きます。自宅など慣れ親しんだ環境での面接ということで、緊張感が薄くなってしまったり、そもそも面接に適した環境を用意できなかったりする場合があります。学生自身では認識しづらいので、印象面の指導は都度行っています
POINT2 自分に合った企業を選ぶ
入社後のミスマッチや、納得して就職活動を終了させるためにも、自分に合った企業はどんな企業かを明確にすることが重要です。
そのために、自己分析で自分の価値観を見つけ出し、就活の軸と企業を選ぶときの“ものさし”を作ります。目盛のついたものさしがないと、物の長さを正確に測れないのと同様に、企業選びに関しても、自分の中で譲れない部分やどんな会社が良さそうかの基準を作っていないと、何となく条件面でしか企業を判断できなかったり、満足できないので就活が長期化してしまったりという状態に陥ります。
POINT3 企業から選ばれる存在になる
最後は、学生自身が企業から選ばれる、つまり、企業から「採用したい」と思ってもらうことが重要です。
いくら印象が良くて、自己分析や就活の軸が作れていても、企業に「入社したい」という意欲や熱意が伝わらなければ、採用には至りません。きちんと自分の思いや価値観、強みを「相手に伝わる言葉にできる」必要があります。
企業に熱意と意欲を伝えられるかどうかは面接の合否を左右します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
22卒の研修からはPOINT2、POINT3の内容を追加し、研修のリニューアルを図りました。身近に相談相手がおらず、孤独に就職活動をしている中で、自己分析や軸づくりが不十分だったり、人に伝える経験が乏しかったりします。
一生に一度の新卒就活ですから、後悔しない選択をできる人が一人でも増えることを願っています。