新型コロナウイルス感染拡大に伴う就活のWeb化状況
株式会社ジェイックでは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、2021卒で活動している就活生にアンケート調査を行いました。就職活動が本格スタートして11日が経過した3月12日時点に行った第1回に続き、就職活動の本格スタートから約2か月が経過した4月24日時点の最新状況です。
調査の結果、就活においてWeb面接を体験した学生は46%と、既に半数近い学生がWeb面接を体験していることが分かります。また、まだ体験はしていないが予約/予定はある学生と合わせると74%と、新卒採用/就職活動のWeb化が急速に進んでいることが分かります。
また、就職活動に「苦戦している/やや苦戦している」と感じている学生は82%、対面の面接とWeb面接で選考の内容や対策に「違う/やや違う」学生は63%と、急速に進む新卒採用/就職活動のWeb化に戸惑う学生像が浮かび上がりました。
【調査名称:<21卒対象>第二弾「Web面接ってどうすればいいですか?」アンケート】
対象:第二弾「Web面接ってどうすればいいですか?」セミナーに参加した2021卒の就活生245名 回答者数:138名 期間:2020年4月24日13時-18時
■Web面接の体験率は5%から46%に上昇
Web面接を「すでに体験したことがある」と答えた学生は46%でした。第1回(3月12日)時点では、体験済みと答えた学生は5%でしたので、この1か月半で面接のWeb化が急速に進んでいることがわかります。または「体験はないがすでに予約済みである」学生も含めると74%となり、就活生の4人に3人はすでにWeb面接への対応を進めている状況だと言えます。(1)
■80%以上の学生が就活に「苦戦」している
就職活動に「苦戦している」と答えた学生は28%、「やや苦戦している」と答えた学生は54%でした。(2-1)
また、苦戦していると考える理由については、コロナウイルスの影響により「選考が中止・延期になっている」、「Web面接になかなか慣れず、うまくいかない」、「企業と出会う機会が減っている」「十分な対策ができていない」などの不安を感じている学生が多いことがわかりました。(2-2)
2-2)そう考える理由を教えてください。
(「苦戦している」「やや苦戦している」を選んだ方の回答を一部抜粋。原文まま。)
・ESが通らなかった企業が多いこと、面接の日程がまだ決まっていない企業が多いためです。
・webに慣れず、不安があるため
・コロナウイルス緊急事態宣言の影響で選考が延期されているため
・コロナの影響もあり、今までの説明会や選考が5月に延期されたりして、思った通りに選考が進まないため
・なかなか面接がうまくいかない
・行きたい企業を見つけることができない
・まだ選考に進めた企業が1つもなく、面接もまだ経験してないから
・一次は通るが、二次、三次、最終で落ちてしまい、なかなか新しい企業も探せずにいる
・一次選考で十分な対策を準備しておらず、落とされてしまうから
・何回かWEB面接を実施しているが、まだ感覚がつかめずいる。
・企業と会う機会が減っているから。
・自宅で何もせず過ごしている時間が多くなってしまい、就職活動に身が入らなく焦りがあるため。
・就職活動を全くできておらず不安なため。
・書類選考、適性検査などで落ちてしまい、選考に進めていないため。
・面接に進めない企業が多くあるため、今後に不安を感じているから。
・例年、院卒の先輩方はGWまでに就職先を決定しているから。
■3人に2人が対面での面接とWeb面接に
「違いを感じている」
Web面接を受けるにあたり、対面の面接とは異なる対策を取る必要があると感じている学生は63%に上ることがわかりました。(3-1)
また、具体的に違いを感じている点については、「話し方のコツが対面と異なる」、「機材や周辺環境にも気を配る必要がある」、「熱意や自分の良さが伝わりにくい」「トラブルへの対応力が求められる」などが挙げられました。
(3-2)そう考える理由を教えてください。(「違う」「やや違う」を選んだ方の回答を一部抜粋。原文まま。)
・Webだと明るさ等も自分で気を使わなければならないから
・webでは熱意が伝わりにくい
・WEB面接だとラグが生じたり、話し方が対面と違う部分があったありするから。
・ウェブでは自分自身が100%伝わっているか自信がない。
・コミュニケーションがwebだとスムーズにいかないことが多い
・より伝わりやすさを求められると感じるから。
・挨拶の仕方や目線など対面するときと違ったことに気を付けなければいけないから。
・何かしらのトラブルが起きてしまう可能性があるからです。
・画面越しだと、会社に対する熱意が伝わりにくいと感じる。
・気を付ける点が増えたり、対応等を変える必要があるから。
・対面するのとしないのでは、印象が異なったり伝わりにくかったらすると考えるからです。
・対面の面接とは異なったマナーが存在しているからです。
・対面よりも対応力が問われると感じるため。
・内容は変わらないが、webにおいての対策はしなければならないと感じたから。
・礼儀や、マナーのポイント、画面越しなのでお化粧や髪形証明など印象をしっかりとする必要があると思う